iTunesは音楽だけではありません。
iTunesの大切なデータを保存してくれます。
iOSデバイスをPCに接続すると、iTunes はパソコン上にデータを保存してくれます。
主にiPhone内に保存した下記データのバックアップを自動及び手動でパソコンに保存してくれます。
何が保存できるの?
SMSやMMSの写真やテキスト、電話の連絡先、カレンダー、メモ帳、カメラデータ、最近の通話、サウンド設定や電子メール設定、Safari設定、アプリケーション設定(ゲームアーカイブ、スタンザブックなど)ネットワーク構成情報(Wi-Fi、セルラーデータネットワーク、VPN、DaiLiサービスなど)などの各設定内容、その他の構成情報(入力方法やシステムインタフェース言語など、システムの機能オプション部分の設定情報)です。
携帯を壊してしまった「もしもの時」や「携帯を機種変した際のデータコピー」に使えます。
保存しておいた、このバックアップファイルから【復元】を行えば保存した時点での端末復活が可能になります。
保存場所は何処にあるの?(Windows)
デフォルトの保存場所(Windows)
Windows10の場合は、下記フォルダにあります。
C:\Users\今使用中ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync
デフォルトでは容量がいっぱいになる。
壊れた時や機種変更の際にはバックアップファイルはすごく便利ですが、バックアップファイル容量が大きくすぐにPCのドライブ内の容量がいっぱいになってしまって、普段の操作に支障はでるし、そもそも保存する場所がなくなってしまいます。
と言うことで保存場所を変更します。
iTunesを再度インストールするのは時間もかかりますし、今までのバックアップや音楽が消えてしまいます。
と言うことで今回のバックアップ方法は、「シンボリックリンク」を作成する方法にします。
シンボリックリンクとは、OSのファイルシステムの機能の一つで、特定のファイルやディレクトリを指し示す別のファイルを作成し、それを通じて本体を参照できるようにする仕組み。リンクは本体と同じディレクトリに置いても良いが、通常は別の場所から参照できるようにするために作成される。UNIX系OSでよく用いられるもので、Windowsでも利用することができる。
http://e-words.jp/w/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF.html
変更方法(Windows)
シンボクリックの作成方法は、下記の流れで作ります。
①Cドライブの既存のバックアップフォルダ「MobileSync」を外付けやCドライブにコピーします。
(もしもの時のバックアップ用)
②Dドライブに新しいバックアップフォルダ「iTunes」フォルダを作成します。
③Cドライブの既存のバックアップフォルダ「MobileSync」を削除します。
④CドライブのApple Computerフォルダの中にDドライブの「iTunes」フォルダにアクセスするシンボクリックが付いた「MobileSync」フォルダを作成します。
①もしもの時の為に既存のフォルダをCドライブ以外に保存します。
②ドライブDに、新しいフォルダ「iTunes」を作成します(新しいバックアップ場所)
③C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computerにアクセスします。その中のMobileSyncというフォルダを削除します。
④コマンドプロンプトを起動
⑤iTunesのバックアップ保存パスをDドライブのiTunesフォルダに変更するようにシンボクリックを作成します。
⑥操作に問題なければ、作業完了です。
上記の手順を完了した後、バックアップされたファイルは実際にはDドライブに保存されています。Cドライブにあるのは、影としてもよいのです。
参考サイト
https://www.reneelab.jp/itunes-backup-destination.html