WEBの歴史-2000年代前半②
さて、前回(WEBの歴史-2000年代前半①)に引き続き今回もWEBの歴史をまとます。 今回は、2000年前半②です。 またまた、結構長い話になりますが、まぁ気軽に見てください(笑)
●2004年1月 Orkutがサービスを開始 
Googleが運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)である。 ブラジル、インドで人気の高いSNSで、2010年6月現在、利用者のほとんどをブラジル人ユーザーとインド人ユーザーが占める。
●2004年2月 Facebookがサービスを開始
Facebook, Inc.が運営するインターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービスである。「FB」と略されることもある。 マーク・ザッカーバーグと、ザッカーバーグのハーバード大学のルームメイトまたは同級生だったエドゥアルド・サベリン、アンドリュー・マッコーラム、ダスティン・モスコヴィッツ、クリス・ヒューズによって創業された
●2004年2月 Mixiがサービスを開始
記、写真共有、ゲームや便利ツール満載のアプリなど、さまざまなサービスで友人・知人とのコミュニケーションをさらに便利に楽しくする、日本最大規模のソーシャル・ネットワーキングサービスです。
●2004年2月 GREEがサービスを開始
グリー株式会社が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)
●2004年2月 XML 1.1が勧告
●2004年2月 Flickrがサービスを開始 
写真の共有を目的としたコミュニティサイトである。画像投稿サイトとして、ブログなどにも利用される事から急速に広まった。
●2004年2月 Podcastが命名される
BenHammersley氏により命名される。インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログ(ブログ)として位置付けられている。インターネットラジオ・インターネットテレビの一種である。
●2004年2月 MozillaよりFirefox登場0.8 
アドオンと呼ばれるブラウザを拡張する仕組みをもつ
●2004年4月 Gmailがサービスを開始
Google社によるフリーメールサービスである。 WebメールとPOP3・SMTP、IMAPに対応し、自動転送も可能である。2012年6月時点での利用者数は4億2500万人であり、世界最大のメールサービスである。
●2004年4月 DOMLevel3が勧告 
W3Cから勧告されている HTML文書やXML文書をアプリケーションから利用するためのAPIである。
●2004年5月 MovableTyple3.0がリリース
●2004年5月 GoogleでBigTableの開発が始まる
Googleの大規模なサーバ上の大量のデータを管理する為に設計されたデータベースシステムである。
●2004年5月 OperaV7.5 登場
インターフェースを大幅に変更。RSSリーダー・IRCクライアント搭載。日本での販売元がトランスウエアからライブドアに移行。
●2004年6月 JISX8341-3策定
JIS(日本工業規格)が示した使いやすいウェブコンテンツのあり方を示したガイドラインを策定。 「高齢者・障害者および一時的に障害のある人がウェブコンテンツを利用できるようにするための指針(JIS-X8341)」の第3部「ウェブコンテンツ」で使いやすいウェブコンテンツのあり方を示したガイドラインのことです。規格番号の「8341」は「やさしい」の語呂合わせです。
●2004年7月13日 PHP5.0がリリース 
擬似的なオブジェクト指向がより一層強化されると共に、クラスライブラリとして SPL がサポートされた。 また、SQLite が標準装備されるようになった。 改良の目玉は、コアである Zend Engine 2.0 で新しいオブジェクトモデルがサポートされた。
●2004年7月 Ruby on Railsが公開
その名にも示されているようにRubyで書かれている。オープンソースのWebアプリケーションフレームワークである。実アプリケーションの開発を他のフレームワークより少ないコードで簡単に開発できるよう考慮し設計されている。
●2004年8月 FlexBuilder(FlashBuilder)1.0がリリース
Flashを基盤としたWebアプリケーションを開発するためのツールおよび開発フレームワーク。Flexでは操作画面などをMXMLと呼ばれるHTMLなどに似たXMLベースのマークアップ言語でデザインし、動作や通信のロジックはFlash標準のActionScriptによって記述する。
●2004年10月 Web2.0ブームがおこる
ティム・オライリーによって提唱された、ウェブの新しい利用法を指す流行語(概念)。 『旧来は情報の送り手と受け手が固定され送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化し誰でもがウェブを通して情報を発信できるように変化したwebを「Web 2.0 」とする』としていた。
●2004年10月 Nginxの最初の正式バージョンが公開
フリーかつオープンソースのWebサーバである。加えて、HTTP、SMTP、POP3、IMAPのリバースプロキシの機能も持つ。処理性能・高い並行性・メモリ使用量の小ささに焦点を当てて開発されている。
●2004年11月 MozillaFirefox1.0がリリース
●2004年12月頃? CSS2revision1(CSS2.1)
W3Cが新しいCSSの仕様を勧告。同年、世界にはブログが広く普及しXHTML+CSSが流行。また、ウェブアプリが勢力を拡大していました。 CSS2のエラー修正、一部プロパティの削除、説明変更、CSS3を視野に入れた仕様変更など、CSS2を整理・修正したものとなっています。
●2004年 第2次ブラウザ戦争
●2004年 W3Cワークショップにて
ブログの普及により、XHTMLは浸透しつつもその用途はXMLよりもHTMLとして利用されることがほぼ。Mozilla(Firefox)やApple(Safari)などのブラウザベンダーは、世間に浸透していないその流れを考慮し、W3Cに提案します。 ベンダー「HTMLを発展させません?」 W3C「うちはXML普及が優先事項です。」 ベンダー「でも現場のニーズも考えてよ。」 W3C「うちでは出来ないですって。」 ベンダー「まじか~っ!」 ということで、Mozilla・Apple・Operaに所属するメンバーによって「WHATWG」が設立。現状のHTML機能を拡張させる取り組みが独自で進みます。
●2005年2月 Yutubeがサービスを開始
アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンブルノのYouTube, LLCが運営する動画共有サービスである。Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管」(すなわち「テレビ」)という意味である。
●2005年2月 GoogleMapがサービスを開始
Googleがインターネットを通して提供している地図、ローカル(地域)検索サービス。
●2005年2月 JesseJamesGarrett氏によりAjaxが提唱される
Asynchronous Javascript+XMLの略称です。 Javascriptを使い,Webページとは非同期(Asynchronous)にXML形式(もしくはテキスト形式)のデータ通信を行う手法を指します。 特別なプラグインなどを必要とせず,Webページの必要な部分だけ必要に応じて書き換えることができるため,ユーザビリティの高いWebアプリケーションを作ることができます。
●2005年4月 MacromediaがAdobesystemsに買収される
●2005年4月29日 Safari2.0リリース
●2005年4月 CouchDBが公開
ドキュメント指向のオープンソースデータベース。主に、Erlangで書かれている。NoSQL のグループに属し、複数台にスケールするように設計されている。
●2005年4月 Opera V8.0 登場
タブを悪用した脆弱性に対処し仕様を変更。SVG Tinyサポート。Linux・Mac OS版がWindows版とほぼ同時にバージョンアップするようになる。
●2005年5月 Navigator 8登場
●2005年6月 Backlogがサービスを開始
株式会社ヌーラボが提供するASP型のプロジェクト管理ツール。 プロジェクトで発生するタスクや問題、Todoなどの進捗状況をWeb上で一括管理し、調整していくことができる管理ツール。
●2005年7月11日 PHP 4.4.0リリース
PHP4のサポートを2007年12月31日をもって終了するという告知がなされた。重大なセキュリティに関する修正のみ、2008年8月8日まで継続され、その後すべてのサポートは終了した。
●2005年9月 Joomla!がサービスを開始
オープンソース、フリーソフトウェアのコンテンツマネージメントシステムである。Joomlaは数々の受賞歴のあるコンテンツマネジメントシステム(CMS)で、ウェブサイトの構築ができるパワフルなオンラインアプリケーションです。
●2005年9月 Opera V8.5 登場
●2005年11月 JavaScript1.6が公開
●2005年11月 GoogleAnalyticsがサービスを開始
自身のブログをお持ちの方やメディアを運用している方にとって、必須ともいえるアクセス解析ツールです。 このツールを利用することによって、ブログやメディアの強みや改善すべき点などを分析することができるようになります。
●2005年11月24日 PHP5.1.0がリリース
●2005年12月 Wordpress2.0がリリース
●2005年12月 Atom1.0が策定
ウェブ上の各種コンテンツを配信するためのXML文書フォーマット及びコンテンツの編集を行なうための通信プロトコルなど幾つかの仕様群の総称である。 RSSと同種の技術だが、RSSに複数の互換性のないバージョンが登場してそれぞれの支持者が対立したり、RSSの元になったRDFの仕様が煩雑なことから、まったく新しいフォーマットとしてAtomが考案された。当初は「Echo」という名称で呼ばれていたが、既存のオープンソースプロジェクトに同名のものがあったため、現在の名称になった。
●2005年12月 分散型バージョン管理システムGitがリリース
プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。 もとはLinuxカーネルのソースコード管理に用いるためにリーナス・トーバルズによって開発され、それ以降ほかの多くのプロジェクトで採用されている。
●2006年2月 Mobageがサービスを開始
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する携帯電話向けのポータルサイト兼ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。 コミュニティ、小説、有名人のブログ、占い、イラスト投稿などが楽しめるが、一番の売りはゲーム。定番ゲームから、RPG(ロール・プレイング・ゲーム)、シミュレーションゲーム、家庭用ゲーム機の移植版ゲームなど、数多くのゲームが無料で楽しめる。
●2006年3月 Scala2.0がリリース
●2006年3月 AmazonS3がサービスを開始
Amazon Web Services によって提供されるオンラインストレージのWebサービス。 ストレージの操作にはREST/SOAP APIを利用する。保管できるファイルのサイズは1bytesから5Gbytesまで。ファイル数に制限はない。 ファイルの取り出しには、REST/SOAP APIを利用したHTTP通信の他に、BitTorrentも利用可能。 Amazon S3の利用は有料である。課金は、保管されたファイルの合計サイズ及び、転送データ量に応じて行われる。
●2006年4月 TLS1.1が発表
インターネットなどのTCP/IPネットワークでデータを暗号化して送受信するプロトコル(通信手順)の一つ。データを送受信する一対の機器間で通信を暗号化し、中継装置などネットワーク上の他の機器による成りすましやデータの盗み見、改竄などを防ぐことができる。
●2006年5月 JISQ15001:2006が策定
個人情報保護に関するマネジメントシステムの日本工業規格です。
●2006年5月 GlassFlashの最初の正式バージョンが公開
サン・マイクロシステムズを中心としたオープンソース・コミュニティと、同コミュニティで開発されたJava EE準拠のアプリケーションサーバの名称である。
●2006年5月 JavaEE5がリリース
●2006年6月 Redmine0.1.0がリリース
Ruby on Railsで開発されている、Webベースのプロジェクト管理ソフトウェアである。また、RedmineはオープンソースでGPLで配布されており、その設計はTracに影響を受けている。 タスク管理、進捗管理、情報共有が行え、Redmineはプログラミング言語Ruby本体の開発を始めとして、さまざまな企業やプロジェクトでの導入が報告されている。
●2006年6月 Opera V9.0 登場
BitTorrentクライアント機能。ウィジェット機能。ドメイン別セキュリティ設定。Mac版がUniversal Binaryに対応等。
●2006年7月 Twitterがサービスを開始
「ツイート」と称される140文字以内の短文の投稿を共有するweb上の情報サービス[1][3]である。アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTwitter社が運営する。
●2006年7月 ActionScript3.0がリリース
●2006年8月 JQuery1.0のリリース
ウェブブラウザ用のJavaScriptコードをより容易に記述できるようにするために設計された軽量なJavaScriptライブラリである。ジョン・レシグが、2006年1月に開催された BarCamp NYC でリリースした。 様々な場面で活用されており、JavaScriptライブラリのデファクトスタンダードと呼ぶ者もいる。
●2006年8月 「クラウド」言葉登場
GoogleのCEO EricEmersonSchmidt氏によりクラウドという言葉が使われ始める。 データを自分のパソコンや携帯電話ではなく、インターネット上に保存する使い方、サービスのこと。自宅、会社、ネットカフェ、学校、図書館、外出先など、さまざまな環境のパソコンや携帯電話(主にスマートフォン)からでもデータを閲覧、編集、アップロードすることができる。人とデータを共有するグループウェアのような使い方もある。
●2006年8月 AmazonEC2がサービス開始
アマゾンが提供する計算資源を用いてアプリケーションを実行する、Amazon Web Services (AWS) の商用ウェブサービスである。アプリケーションのスケーラブル展開が可能で、ヴァーチャルマシンと呼ばれるサーバインスタンスを作成して希望するソフトウェアを実行する。
●2006年8月 GoogleAppsサービスを開始
99.9% の稼働率が保証された Google の提供するコミュニケーションツールとコラボレーションツールがセットになったグループウェアとしても利用可能な組織向けのオンラインアプリケーションパックです。
●2006年10月 JavaScript1.7が公開
●2006年10月 MozillaFirefox2.0がリリース
●2006年10月18日 Internet Explorer 7登場
タブブラウジングなど新しいユーザーインターフェイス機能を実装した。 PNGのアルファ合成などの対応に加え、IE6に比べてよりCSSなどで標準準拠が行われた。
●2006年10月 バグトラッキングシステムTracがリリース
プロジェクトのバグを登録し、修正状況を追跡するシステム。バグ管理システムの多くは、ウェブサーバ上で動作し、ウェブブラウザ経由でアクセスできるようになっている。バグ管理システムはソフトウェアを開発する上での必須のものになりつつある。
●2006年11月 WindowsVistaリリース
Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステム(OS)である。開発時のコードネームは Longhorn (ロングホーン)。
●2006年11月2日 PHP5.2.0がリリース
拡張モジュールに Filter(フィルタ)がデフォルトで追加される。
●2006年12月 Opera V9.1 登場
●2006年 XML移行プランの失敗
2004年設立から2年。WHATWGの仕様は評価されていき、ティム・バーナーズ・リーが「世界をXMLへとスイッチさせる試みはうまく機能しなかった。」と自身のブログで発言。翌2007年からは、W3CとWHATWGが協力して、HTML5の標準化を進めます。 はぁ~今回も長かった。。 本日はここまでして、次回は、2000年の続きを自分なりにまとめます。
コメント
ご指摘感謝いたします。
「2006年6月 Redmine1.0がリリース」の箇所を訂正させていただきました。
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