あなたの車も危ない！高級車も盗まれる！？車のスマートキーの電波盗むリレーアタックとは？？

2019/1/8 これ何？, 危険

現在販売されている車種にはほぼデフォルトで設定されている「スマートキー」
ポケットに入れたまま鍵の施錠やエンジンスタートができるので便利！！なのですが、これに危険が及んでいるのです！！

このスマートキーを狙って、車を盗む犯罪行為が近年増えてきています。

その名も「リレーアタック」

スマートキーの仕組み

スマートキーは鍵から出る微弱な電波を車が受信し、ワンタッチでドアの開閉やエンジン始動ができる仕組み。

電波は１～１．５メートルしか届かず、それ以上離れれば開錠できないため、通常の鍵より防犯効果が高いと普及が進んでいる。

リレーアタック とは

この スマートキーから出る微弱電波を特殊な機器で拾い、その電波を利用し、車を解錠・エンジン始動させて車を盗む手口です。

リレーアタックの手順

• 犯行グループの一人が運転手に近づく
• 特別な装置で電波を受信
• 電波を増幅させて仲間に送信
• 増幅された電波をリレーさせながら車に近づく
• 鍵の解除をする
• 窃盗役が車に乗り込む
• エンジンをかけて盗難
• 別の装置で再度エンジンスタートできるようにする

まるでリレーをしているように、チームプレーで行う犯行なので、このような呼び名が付きました。

電波だから車を盗まれる心配はないんじゃない？？

と思われるかも知れませんが、一度エンジンをかけ、人気のいない箇所まで移動し、スクラップ工場などでパーツごとにバラされて海外に輸出なんてケースがあります。

海外でもこの被害は報告されており、今後は対策が必要 です！

リレーアタックを防ぐ方法！

リレーアタックを防ぐにはクルマから降りたらスマートキーをリレーアタック防止専用の袋やケースに入れておくことです。

つまり、スマートキーの電波遮断できるものに入れておくことです。
外出先でもケースを持ち歩くのが良いでしょう。

自宅やオフィスにいる場合は、缶に入れたり、アルミホイルに入れておくことで電波を遮断できます。

電波を出さないモードになる機能付きスマートキーもあります。

スマートキーのドアロックボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押して赤ランプが4回点滅すれば、一時的に電波を出さないモードが搭載されています。